老後生活費シミュレーション|夫婦・単身の平均額と不足額はいくら?
老後の生活費を、65歳以上の夫婦無職世帯・単身無職世帯の最新データをもとに解説。年金収入、消費支出、不足額をシミュレーションします。
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65歳以上夫婦無職世帯の平均差額
65歳以上単身無職世帯の平均差額
平均不足額からの単純試算
この順番で見れば迷いにくい
細かい説明より先に、判断の流れだけを並べました。
年金見込額
退職金・貯蓄・投資資産
住居費:家賃、住宅ローン、管理費、修繕積立金
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老後生活費の平均内訳 の要点を、表や短い説明で確認します。
| 項目 | 夫婦高齢者無職世帯 | 高齢単身無職世帯 |
|---|---|---|
| 実収入 | 254,395円 | 131,456円 |
| 可処分所得 | 221,544円 | 118,465円 |
| 消費支出 | 263,979円 | 148,445円 |
| 非消費支出 | 32,850円 | 12,990円 |
| 月の不足額 | 42,434円 | 29,980円 |
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本文の要点をカードにしました。気になるカードだけ開いてください。
老後生活費は「平均額」より「不足額」で見る
老後のお金を考えるとき、支出の平均額だけを見ていても不安は晴れません。本当に大事なのは、年金などの収入と支出の「差」、つまり毎月いくら足りないかです。
老後生活費の平均内訳
下の表は、夫婦世帯と単身世帯それぞれの収入・支出と、月いくら足りないかをまとめたものです。一番下の「月の不足額」が、毎月貯蓄から補う金額にあたります。
支出項目別の内訳
老後の支出が、何にどれくらい使われているかを項目別に並べました。自分の家計と見比べて、多そうな項目を探してみてください。
老後不足額を年額で見る
毎月の不足額は小さく見えても、老後は20年〜30年と長く続きます。月の赤字を年・20年・30年に積み上げると、どれくらいの貯蓄が必要かが見えてきます。
詳しく読みたい人向け
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老後生活費は「平均額」より「不足額」で見る
老後のお金を考えるとき、支出の平均額だけを見ていても不安は晴れません。本当に大事なのは、年金などの収入と支出の「差」、つまり毎月いくら足りないかです。
総務省の2025年平均の家計調査によると、65歳以上の夫婦のみの無職世帯では、ひと月の消費支出が263,979円、手取りにあたる可処分所得が221,544円でした。差し引きすると、月42,434円の赤字です。
65歳以上の単身無職世帯では、消費支出148,445円に対して可処分所得118,465円で、差は月29,980円の赤字。つまり平均的な老後家計でも、毎月数万円を貯蓄から取り崩している、というのが実態なのです。
老後生活費の平均内訳
下の表は、夫婦世帯と単身世帯それぞれの収入・支出と、月いくら足りないかをまとめたものです。一番下の「月の不足額」が、毎月貯蓄から補う金額にあたります。
| 項目 | 夫婦高齢者無職世帯 | 高齢単身無職世帯 |
|---|---|---|
| 実収入 | 254,395円 | 131,456円 |
| 可処分所得 | 221,544円 | 118,465円 |
| 消費支出 | 263,979円 | 148,445円 |
| 非消費支出 | 32,850円 | 12,990円 |
| 月の不足額 | 42,434円 | 29,980円 |
夫婦でも単身でも、平均では毎月足りていません。もちろんこれは平均の話で、持ち家か賃貸か、年金額、医療・介護、子どもへの支援、旅行や趣味によって大きく変わります。
支出項目別の内訳
老後の支出が、何にどれくらい使われているかを項目別に並べました。自分の家計と見比べて、多そうな項目を探してみてください。
| 項目 | 夫婦 | 単身 |
|---|---|---|
| 食料 | 78,964円 | 42,545円 |
| 住居 | 17,739円 | 11,416円 |
| 光熱・水道 | 23,540円 | 15,565円 |
| 家具・家事用品 | 11,237円 | 6,069円 |
| 被服・履物 | 5,354円 | 3,049円 |
| 保健医療 | 17,941円 | 8,388円 |
| 交通・通信 | 31,325円 | 13,601円 |
| 教養娯楽 | 26,538円 | 16,132円 |
| その他 | 51,341円 | 31,681円 |
ここで注意したいのが、住居費が低めに見えること。これは持ち家の世帯が多いためで、賃貸で老後を迎える人は家賃の分だけ大きく上振れします。たとえば老後に家賃8万円があると、生活費は夫婦で34万円前後、単身で22万円前後まで上がる可能性があります。
老後不足額を年額で見る
毎月の不足額は小さく見えても、老後は20年〜30年と長く続きます。月の赤字を年・20年・30年に積み上げると、どれくらいの貯蓄が必要かが見えてきます。
夫婦世帯の不足額42,434円は、年間で約50.9万円。20年なら約1,018万円、30年なら約1,527万円です。単身世帯の不足額29,980円は、年間で約36.0万円。20年なら約720万円、30年なら約1,079万円になります。
| 世帯 | 月不足額 | 年不足額 | 20年 | 30年 |
|---|---|---|---|---|
| 夫婦 | 42,434円 | 約50.9万円 | 約1,018万円 | 約1,527万円 |
| 単身 | 29,980円 | 約36.0万円 | 約720万円 | 約1,079万円 |
これはあくまで平均的な不足額からの試算です。介護費、住宅の修繕、医療費、子ども支援、旅行、物価上昇まで考えると、これに加えてゆとり資金が必要になります。
持ち家と賃貸で老後必要額は変わる
老後の家計でいちばん差が出るのは、住居費です。持ち家でも、固定資産税・修繕・管理費・リフォーム費用はかかります。マンションなら、管理費や修繕積立金が将来上がる可能性もあります。
賃貸の場合は、毎月の家賃がそのまま老後の支出に乗ります。家賃8万円なら年間96万円。年金だけで暮らすなら、家賃があるかないかで、必要な老後資金が大きく変わってくるのです。
老後シミュレーションで入力すべき項目
老後生活費シミュレーターを使うときは、次の項目を入れてください。
- 年金見込額
- 退職金・貯蓄・投資資産
- 住居費:家賃、住宅ローン、管理費、修繕積立金
- 食費・光熱費・通信費
- 医療・介護の予備費
- 旅行・趣味・交際費
- 物価上昇を考慮した余裕額
特に年金見込額は、「ねんきん定期便」や公的な年金見込額で確認してください。平均値だけで判断すると、自分の実態とズレてしまいます。
老後資金を増やすより先に、固定費を下げる
老後対策というと、つい資産運用に目が向きます。でも、固定費を下げることも同じくらい効果があります。たとえば月3万円の固定費を削れば、年36万円の不足が改善する計算。これを老後30年で考えると、1,080万円分のインパクトになります。
見直す順番は、住居費、保険、通信費、車、サブスク、光熱費がおすすめです。特に、退職後に車を何台持つか、保険をいつまで続けるか、住み替えるかは、老後の家計を大きく左右する意思決定です。早めに考えておくほど、ゆとりにつながります。
FAQ
老後の生活費は夫婦でいくら必要ですか?
2025年平均では、65歳以上夫婦のみの無職世帯の消費支出は263,979円です。ただし、家賃や住宅ローンがある場合は、これより高くなりやすいです。
単身の老後生活費はいくらですか?
2025年平均では、65歳以上単身無職世帯の消費支出は148,445円です。賃貸の場合は、家賃分を上乗せして考える必要があります。
老後資金はいくら必要ですか?
平均不足額だけで見ると、夫婦で30年なら約1,527万円、単身で30年なら約1,079万円です。ただし、医療・介護・住居・物価上昇で大きく変わるので、自分の年金見込額と住居費をもとに、個別に計算してください。
参考データ・出典
- 総務省統計局『家計調査報告 家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要』 https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_gaikyo2025.pdf
- 生命保険文化センター『老後の生活費はどれくらい?』 https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1130.html
平均を見るだけで終わらせない
記事の数字を自分の家計に置き換えると、削るべき支出と残してよい支出が分かります。